文献紹介(続き)
キリスト教図像学について単行本と事典項目を挙げます。
単行本は「キリスト教図像学」(白水社、文庫クセジュ)、
事典項目は「新カトリック大事典 第Ⅱ巻」(研究社、1998)内の
「キリスト教図像学」及び周辺領域として「キリスト教考古学」
「キリスト教美術」 「キリスト教碑文」などが挙げられます。
そして「マリアの図像学」ですが日本語ではまとまったものは少ないと思われ、
海外でも美術史に近いものは多いのですが、iconographia
に近い題名のものはスペインのManuel Trens
の大著など少数と思われます。
Trens著は700余ページに図版400、スペイン美術に
限定ですが「図像学的系統樹」を提示するなど示唆に
富んでいます。
次回は「キリスト教美術の図像学」という意味の
ドイツの大著、シラーの作品を紹介します。
第4巻第2分冊が「マリア」ですが正確には全5巻すべて
マリアの記述が含まれており、広い意味で「マリアの
図像学」最大の著と言えるかもしれません。